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ウイルスは肺の全体に広がり、肺の細胞を食い荒らしていました。 肺は液体でいっぱいになっていきました。
つまり窒息です」工ラスムス医療センターには、鳥類学者たちの努力によって力モ科の標本が3万点集められており、これらを清浄し、遺伝物質を集め、ウイルスを特定するという分析が行なわれています。 今のところ、博士が集めた標本のうち何らかのインフルエンザウイルス感染が見つかった割合は、鳥の種によって2%から20%までとなってO博士は、パンデミックが起きるのは時間の問題だと考えています。
「インフルエンザはドアをノックしています」と断言します。 05年5月に『ネイチャ』誌に寄せたコメン卜の中で博士は、感染の事例を調査するための国際的な対策委員会を設けるべき、と主張しています。
獣医師と医師が、各地の当局に対して最も有効なデータ集計方法を共同で指示し、新たな感染例をモニターし、感染により死亡した患者の検死を行なうことができるでしょう。 こうした対策委員会の設置を求める博士の声は、今のところ聞き入れられていません。
しかし03年のH7Nフ型ウイルス流行の鎮圧に見せた博士チームによる取り組みには1羽の鳥に症状が見られたらただちに行動を取ることの必要性がはっきりと示されています。 少しの遅れが命取りになるのです。
ガンの飛行経路毎年、何百万羽もの鳥が異なるルートで世界中を渡り、巣づくりや産卵をします。 南北、東西にさまざまな飛行ルートが走っていますが、それぞれのルートをどれくらいの数の渡り鳥が飛んでいるのか、また渡り鳥たちがほかの地域にどのように分岐していくか、またその理由が何なのかはほとんどわかっていません。

渡り鳥に関する私たちの知識は、バードウォッチヤーや鳥類学者が記録をもちより発見を報告しあって得られた情報に基づいています。 鳥に足輸をつけることによって渡り鳥を追跡するシステムもあります。
渡り鳥が移動すると、停留地の当局が足輪をモニター追跡し、移動ルートに関する情報が記録できるわけです。 しかし、毎年足輪を付けられるのは、渡り鳥全体のごく一部にすぎません。
現在最も憂慮されているのは、ウイルスが渡り鳥によってアフリカに運ばれるかもしれないことです。 アフリカ大陸では悪性インフルエンザに対する備えは全くといっていいほどできていません。

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